『原料費調整制度』って?
「原料費調整制度」とは、原油価格や為替レートの変動によるLPガス原料費の変動に応じて、毎月のLPガスの従量料金を調整する方式です。
LPガスの価格は石油と同じように、原料費や為替レートなどの外部要因により毎月変動しています。
「原料費調整制度」の導入により、毎月の原料費や為替の変動が、変動幅の大小にかかわらず毎月のガス料金により早く適用されるため、従量料金に透明性が反映されることになります。
当社では、基準平均原料価格と前々月の平均原料価格とを比較し、毎月の従量料金単価に反映させています。
原料費調整額の算出方法
原料費調整額(円/㎥)=(平均原料価格-基準平均原料価格)÷ 1,000 ÷ 0.5 ×(1+消費税率)
基準平均原料価格(円/トン) | 2013年4月から2014年3月の平均輸入原料価格(89,225円/トン) ※LPガス一般供給約款の場合 |
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平均原料価格(円/トン) | 貿易統計のLPG輸入数量及び価格から算定した価格 ※算定月の前々月が対象 |
産気率:0.5(㎥/kg) | 熱量による重量単位から体積単位への変換係数 |
貿易統計 | 財務省が発表する日本の輸出入動向を把握する統計 |
CIF価格 | 貿易に関する取引価格の一種 運賃と保険料を含んだ輸入価格 |
石油石炭税(円/トン) | 2016年4月より地球温暖化対策税としてLPガスに1,860円/トン課税されています。 |
原料費調整額を反映させる時期
※前々月の貿易統計の数量及び価格を反映
例)2024年4月の原料費調整額(税込)
基準平均原料価格 円/t |
2024年2月平均原料価格 円/t |
原料費調整額 円/m³ |
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89,225 | 92,754 | 7.76 |
原料費調整額(円/m³)=(平均原料価格-基準原料価格)÷1,000÷0.5×(1+消費税率)
7.76=(89,225-92,754)÷1,000÷0.5×(1+0.1)
※計算結果の小数点第3位以下は切捨て